どうして今米ドルは円安にならない?
FX(外国為替証拠金取引または外国為替保証金取引)取引をしている人は、いろいろな国の為替相場が気になるものです。
特に米ドルと日本円の関係は、FX取引でも重要ですから、常に注目しているという人も多いのではないでしょうか。
どうして、今、米ドルは円安にならないのでしょうか? 現在、円高・ドル安が続いていますが、そのきっかけは、2007年後半のアメリカのサブプライムローン問題といわれています。
サブプライムローン問題が勃発すると、アメリカの景気に不安を感じた投資家たちが続々とドル売りに走り、円高が進行しました。
さらに、2008年に入り、9月のリーマン・ブラザースの破綻によって、ニューヨーク株式市場の株が急落し、それに連動して、世界同時株安となりました。
アメリカの経済状況は、2009年になっても回復傾向を見せないため、基本的にドル売り、円買いが進み、円高が続くことになりました。
さらに、2009年9月に開催された金融サミットで、日本の藤井財務大臣が円高を容認する発言をし、日本政府が介入しないと発表したことで、さらに円高・ドル安が加速したといわれています。
アメリカに景気回復の兆しが見られず、さらに、アメリカのサブプライムローン問題、リーマン・ショックにより引き起こされた、世界的な経済不況の余波がまだまだ続いていることから、米ドルを保有することへの安心材料が見つからないこともドル売りを加速させているといわれています。
このような背景から、現在、多少の上下動を見せながらも、為替レートは、円高・ドル安が基調となっているといえます。